お金を払えばインターネット上で占って差し上げます(3)
2015年05月27日付 Jam-e Jam 紙
現在、インターネット上の占い師はヴァーチャル世界でも顧客探しに躍起だ。客らは自分の名前と特徴を記入して、電子メールを占い師に送り、ただ回答を待つだけだ。忠実なる顧客は占い師から問い合わせがくるまで返信を待つ。そしてその後〔占い師は〕カードや口座の番号とともに占いを求めるお客のところにメールを送り、〔占ってほしいことを〕心に念ずるよう求めるのである。
〔‥‥〕
値段はさまざまだが、中でもろうそく占いが最も高い。〔支払の〕のち、もし運が良ければ、数時間のうち、またそうでなければ48時間以内に、タイプ打ちされ、整然と述べられた占いの答えが、あなたのもとに送られてくる。〔しかし〕占い師は〔占い結果の〕真偽については何の責任も負わない。
テヘラン州西部サイバー警察長官のアスガル・バーゲリヤーン大佐は、インターネットを通じた現代風の占いについて警告を発し、次のように述べている。
インターネット占い師たちは、家族や夫婦関係の問題の解決、〔夫婦間の〕愛情をめぐる問題、金銭トラブル、人々の開運のための祈祷書き、未来の予言などを謳い文句として、人々に占いや祈祷書きを勧める。彼らは大抵、自分専用のホームページ上でユーザーらに詐欺を働いている。市民およびヴァーチャル空間のユーザーらは、占いや予言、ないしジン使いといった活動は、いずれも犯罪と見なされるということに注意されたい。
大佐は続けて、「サイバー犯罪者たちは占いという形で市民を騙している。彼らは口座番号を提示して、この種の犯罪活動の代価を口座に振り込むよう、ユーザーらに要求するのである」と加えた。
バーゲリヤーン氏は〔家庭問題に悩んでいたり、年頃の子女がいたりする〕家族、特に両親に対し、この種のサイトに掲載されている情報は一切信頼しないよう呼びかけ、また自分たちの子供たちに正しい教育を施し、彼らの宗教的信仰を強化して、彼らの意識を高めることで、このような新種の現象に対抗するよう求めた。
つづく
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( 翻訳者:MZH )
( 記事ID:37784 )