サイバー犯罪に国民は気をつけろ(3)
2015年05月27日付 Jam-e Jam 紙

石油省のサイト、ハッカーらの攻撃を受ける

 キャマール・ハーディヤーンファル司令官は結婚相手を探すための婚活サイトに関し、「スポーツ青年省が管理しているような結婚相手探しのサイトは、国内にはないし、これまで結婚相手探しで活動許可が与えられたサイトもない。もし何らかサイトがこうした形で活動しているのなら、われわれは必ずその取り締まりを行う」と述べた。

 同氏はさらに、次のように続けた。

結婚相手探しのサイトの多くは、そのウラに詐欺や道徳的逸脱を隠し持っている。〔婚活サイトを運営している〕こうした詐欺犯らは、人々のユーザー・ネームやパスワードにアクセスして、〔それを使って〕彼らの銀行口座を空っぽにしてしている。たとえば、われわれは先日ある人物を逮捕したが、彼は世界中に23ものヴァーチャル・サーバーを保有し、70ものメールアドレスを自分用に作っていた。彼は結婚相手探しのサイトを使って、2千名もの人の銀行口座にアクセスし、4千件もの個人情報を手に入れたが、結局逮捕された。


〔‥‥〕

 同氏はまた、麻薬の製造方法を教えるサイトの存在にも触れ、次のように述べた。

国内において麻薬〔の密売〕で活動していたサイトは合計で656ヵ所存在し、それらはいずれも特定された。そのうち257サイトはアパートの一室で麻薬をどのように製造し、それを売買するのかについて教える活動をしていたが、そうしたサイトはサイバー警察の捜査によって閉鎖され、複数の者たちが逮捕された。〔‥‥〕

 ハーディヤーンファル司令官は、新年〔3月21日〜〕に入ってアメリカ人ハッカーから石油省への攻撃があったことに触れ、「サイバー警察内で活動している《サイバー攻撃即応センター》は、新年に入って起きた石油省に対するハッカー攻撃を無力化することに成功した」と述べた。

 同氏はこの事件の詳細について、「このハッカーのIPはアメリカからのものだった。われわれは正式の文書によって、彼ら〔=アメリカ政府〕にこのことを通知した。〔‥‥〕この問題は外務省でも調査が行われている。これらのハッカーらはイランの〔新年の〕休日の4日間のうちに、石油省に対して攻撃を仕掛けた」と述べた。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


この記事の冒頭に戻る
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:RI )
( 記事ID:37791 )