ラマザン月へ値上げラッシュ
2015年06月12日付 Milliyet 紙


ラマザン前に生産者価格と市場価格の間の差が開き、最大では乾燥イチジクの498%増だった。乾燥イチジク6倍、パセリ5.7倍、キュウリ5倍、スイカ4.8倍、カボチャ4.6倍、インゲン豆2.7倍、ひよこ豆2.6倍、牛乳は2.8倍の価格で消費者に販売されている。

トルコ農業協会(TZOB)のシェムスィ・バイラクタル会長は、今年と去年のラマザン月前の価格を比較し、21の製品で価格が高騰したことを明らかにした。

■肉不足はない

バイラクタル氏は、肉の消費が増えるラマザン月は、それと比例して価格も上昇するとして次のように話した。
「ラマザン月に動物が不足することは決してないでしょう。赤肉生産は100万トンを超えました。ラマザン月に肉不足は起きていません。時々輸入推進者の間で『ラマザン前、犠牲祭前は、輸入制限を緩和しよう』という声が上がりますが、国内には十分な生産量があります。第1四半期を見ると生産が十分であり、生産も増えているのがわかります。よって、輸入説はあまり適切ではありません」

■制裁がある

バイラクタル氏は、去年のラマザン前、食肉の1キロあたりの市場価格は30リラだったが、今年は価格が20.5%上昇し、37リラになったことを明らかにした。
食品検査の増加と、人々の健康を軽んじる行為を許さないことが必要だと強調し、「我々は、生産者価格、取引所価格、市場価格、消費者価格を常に調査しています。ラマザン前、またはラマザン中に価格を上げることは利己主義です。これは罪です、誰かが上げれば他の人もそれに追従する。ラマザン月に利己主義は控えてほしいと申し上げたい」と述べた。また、農業省と食品委員会がこれに対する制裁を行うことを明らかにした。

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( 翻訳者:岡田咲月 )
( 記事ID:37817 )