イランの家庭裁判所から〜「夫は一年間も仕事に行っていません」
2015年06月10日付 Mardomsalari 紙

【マルドムサーラーリー紙5面】ある若い女性が、夫が大きな事故に遭って以降、仕事に行かなくなったのをみて、夫と離婚することを決断した。

 記者クラブが伝えたところによると、少し前のこと、ある若い女性が家庭裁判所を訪れ、離婚の申請を行った。女性はその理由について、判事に次のように語った。

判事殿、私の夫は1年前に事故を起こし、足を大けがしました。夫はもはや仕事に行けなくなり、彼の職場には代わりとして別の職員が採用されるほどでした。

 若い女性はさらに、次のように続けた。

現在、この事故から1年が経ちましたが、夫はいまだに家にいたままで、仕事に行こうとしません。夫は1年間無職のままで、仕事探しさえもしないのです。彼の足はもう直り、前と同じようになっているというのに、やはり仕事をしようとしません。いくら文句を言っても、そのたびに言い訳をして、仕事を探そうとしないのです。

 彼女はさらに、次のように付け加えた。


私たちが生活費を夫の父親から貰うようになって、今で1年になりました。でも、夫の父親からお金を貰うのはもう恥ずかしいです。夫は仕事に行かないし、私もこの生活に疲れました。だから離婚しようと決めました。

 この女性の話を聴くと、判事は彼女の夫の話を聞くため、彼を裁判所に呼び出した。

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( 翻訳者:BU )
( 記事ID:37880 )