イランの家庭裁判所から～「車をぶつけたからという理由で夫が暴力をふるうんです」

【マルドムサーラーリー紙5面】車の事故をめぐってある若い男性が騒ぎを起こしたことが原因で、彼は家庭裁判所に足を運ぶ羽目に陥った。

　記者クラブが伝えたところによると、少し前のこと、ある若い女性が家庭裁判所を訪れ、離婚の申請を行った。彼女はその理由について、判事に「判事殿、夫は自分の車に驚くほどの執着心を持っています。私が彼の車に乗るのを、まったく許してくれないほどなのです」と述べた。

　彼女は次のように続けた。

彼は頻繁にその車を修理工場に持って行っては、車のあらゆる箇所をチェックしています。いつも車のところに行って〔はそれを眺めて〕いますが、遠くに行くときですらその車に乗らず、タクシーを使っています。彼のこうした行動を見て、私は気が狂いそうになりました。それでも、私は我慢しようと努力してきました。しかしそれも、数日前に母が事故を起こし、危険な状態だと聞かされるまでのことでした。

私は急いで車を駐車場から出し、病院へ向かいました。病院から戻ろうとした際、私は急に激しい不安に襲われ、小さな事故を起こしてしまいました。この事故はごく些細なもので、どちらの車にも大したダメージはありませんでした。ところが、夫はこのことでひどく騒ぎ立てるようになったのです。それを見て、私は離婚を決意しました。

　若い女性はさらに、「この男はあまりに自己中心的で、たかだか車のことくらいで、私に暴力をふるい、喧嘩をおっぱじめたのです。正直に言うと、もうこの人のそばで暮らしたくはありません」と付け加えた。

　この女性の話の後、判事は彼女の夫を裁判所に召還した。

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（翻訳者:BU ）
（記事ID:37883 )