断食時、のどの渇きへの対策
2015年06月18日付 Milliyet 紙


今年もラマザン月が夏にあたり、断食はより苦しいものとなった。空腹よりも特に、激しいのどの渇きが大きな問題となるラマダン月に、エスキシェヒルの香辛料屋達はのどの渇きに対してアドバイスをしている。タシュバシュ通りの香辛料屋のコライ・オズクルチさんによると、ラマザン月には店が活気づくもので、この月には普通オスマンル・シャーベット(ラマザンの時期によく飲まれる果物や花と砂糖で作られる飲み物)を作るためにタマリンドが売れると言う。
 オズクルチさんは「ラマザンののどの渇きを和らげるのによいハーブが何種類かある。イフタールの後で飲むとのどの渇きが抑えられる。また。日中は空腹であるため肝臓の酵素が破壊され、肝臓の不調の原因となる。これを防ぐため、肝臓の機能を復活させる西洋タンポポ、アーティチョーク水、植物やクコの実といった食品を摂取しなければならない」と話した。

■炭酸飲料は推奨しない

 オズクルチ氏はラマザン月にはナツメヤシを多くとらなければならないという。
「ナツメヤシを食べている人には、ビタミン不足はまったく見られない。炭酸入りの飲料水は絶対にお勧めしない。杏子、スモモ、さくらんぼのコンポートを食べるべきだ。最近は機能的だからと、みな炭酸飲料を飲むようになったが、これは喉の渇きをより増すもので、体は一時的に楽になるが、30分後にはまた渇きを感じるようになる。
 スモモ、さくらんぼ、杏子のコンポートの汁を飲むと喉の渇きが癒されるだけでなく、血糖値や血圧のバランスがよくなり、渇きに耐えねばならないラマザン月に、次の日楽に断食ができる基礎をつくることとなる。」

 トルコ人が様々な面で近代化していることに注目するオズクルチ氏は、「我々は簡単に断食をやめるようになり、そのために失っているものもある。のどの渇きに耐えられないと言って断食しないまでになってしまった。簡単に断食をやめてしまう人々がのどの渇きに耐えられないのは当然だ。体に良いものを何も摂取していないのだから」と述べた。

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( 翻訳者:岡本悠見 )
( 記事ID:37894 )