妻、期末試験を理由に離婚を要求(2)
2015年06月10日付 Jam-e Jam 紙

 裁判官は尋ねた。「なぜ彼女が試験を受けることを許可しなかったのですか?」

 メフヤールは次のように言う。

判事殿、信じてください。私は妻に命令したり、束縛したりするような男ではありません。サハルの学期末試験が、私の祖母の死とぶつかってしまい、私たちは葬儀に出席するために田舎に行かねばならなかったのです。行かないなんてことは、ありえませんでした。一方で、もしサハルが私と一緒に来なければ、私の親族は気分を害したでしょう。だから、私はサハルに学期末試験を諦めて、自分と一緒に田舎に来るように頼んだのです。ところが、まさに田舎に帰ってからというもの、彼女は文句を言い出し、私のせいで勉強に遅れが生じた、大学の一学期を棒に振ったと言い始めるようになったのです。

 サハルは夫の話を遮って、次のように話した。

判事殿、夫は初めから私が勉強することに反対だったし、私が大学に行くことも許したくはなかったのです。いつもぶつぶつと文句を言って、私が勉強できないよう策を弄していました。ちょうど試験のときも口実を作って、私から勉強を奪ったのです。後から田舎に行って、お悔やみを言うからと、彼にいくら言っても、私の話を聞いてはくれませんでした。田舎に行った時も、いつもいろんな口実を持ち出して、自宅に戻るのを引き伸ばしました。テヘランに戻った時も、私が抗議をしたことを理由に文句を言い始め、お前には勉強を続ける権利なんてないなどと言ってきました。まさにこのことが、私が夫と永遠に別れることを決意するきっかけとなりました。私は自分の人生に関心があります。自分を束縛しようとする男性と、一緒に暮らしていくことなんてできません。今までも、〔大学での勉強をめぐる〕夫の反対に対して私が口答えしたことはありませんでした。判事殿、この間、私は家事を手抜きしたことはありません。私は夫が仕事に行ってるときに、勉強をしていただけです。

 この夫婦の話が終わり、裁判官は彼らに離婚を思いとどまらせようと試みたが、しかしこの若い女性が離婚を強く求めているのを見て、本件の審理を次回に委ねることにした。

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( 翻訳者:AKR )
( 記事ID:37903 )