パレスチナ:ラマダン月最初の金曜礼拝
2015年06月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ラマダン月最初の金曜日:数万人がアル=アクサー・モスクで礼拝

【ラーマッラー:ファーディー・アブー・サアダー】

イスラエル警察は「神殿の丘」や旧市街周辺、さらに他の占領地エルサレム各地区に警官や特別部隊、国境警備隊数千人を配置した。これはラマダン月最初の金曜礼拝をアル=アクサー・モスクで行うために流れ込む西岸地区各地からの数万にも及ぶ参拝者を制御する試みの一環である。そしてイスラエル警察はパレスチナ人に法律と秩序の維持と忍耐を要求した。また、ドライバーに対しては、エルサレム旧市街周辺地域への自動車での乗り入れの自粛を呼びかけた。さらに、ヘブロン通り、一号線、及びワディ・ジョーズとサッワーナで車両通行を禁止し、歩行者のみの通行を可能とした。

イスラエル警察は550台のバスを西岸地域から「神殿の丘」に礼拝に来るパレスチナ人の輸送に割り当てることを決定していた。この決定では、バスは朝の時間帯から夕刻まで、エルサレム北部のカランディアの各検問所と市南部のベツレヘムのラケルの墓から、旧市街のダマスカス門、へロデ門、獅子門地域に向けて運行されるとされている。

さらにイスラエル当局は西岸地域住民の40歳以上の男性、及び全ての年齢層の女性について、女性用の申告と許可なしでアル=アクサー・モスクに入ることを許可した。

(後略)

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( 翻訳者:谷藤瑞季 )
( 記事ID:37911 )