エジプト:シュクリー外相と米ケリー国務長官の電話会談
2015年06月24日付 al-Hayat 紙
オールド・カイロのムイッズ・リディーヌッラー通り(AP)
オールド・カイロのムイッズ・リディーヌッラー通り(AP)

■シュクリー外相、ケリー米国務長官及びラブロフ露外相と、地域情勢とテロ対策について協議

【カイロ:本紙】

一昨日(22日)夜、エジプトのサーミフ・シュクリー外相は、カウンターパートであるアメリカのジョン・ケリー国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との電話会談を行った。会談では地域における最新の情勢、とりわけシリア問題や対テロ問題、パレスチナ問題について協議がなされた。

エジプト外務省の発表によると、シュクリー外相は一昨日夜にケリー国務長官から電話を受け、「会談を通じ、来月後半に予定されている埃米間の戦略的対話に向けて目下進行中の準備について話し合った」。また、「共通の利益を実現するための、政治、経済、軍事、治安、文化などの様々な分野におけるより一層の二国間関係強化の道筋について話し合った」。

会談は、米大使館が、11億ドル相当のミサイルを搭載した高速艦船2隻のエジプト軍への譲渡を発表した数時間後に行われた。エジプト外務省は声明の中で、「二国間関係の戦略的性質とその維持と進展の重要性が反映されたこの重要なタイミングで、両国が戦略的対話の開催に向かうことが大切だ」と強調した。

また声明は、シュクリー外相とケリー国務長官が、「長時間におよぶ会談の中で、両国が懸念している地域の数々の問題、とりわけテロ問題やその撲滅に向けた協力、パレスチナ問題の進展、エジプトとフランス外相が主催した率いるイスラエルの領土占領の終結に向けた行動の継続に関するアラブ連盟閣議の直近の会合について、また、リビア情勢、及びその政治的解決や現地でのテロ組織との戦いの方法について協議した」。

さらに会談では、「シリア問題の進展や、シリア反体制派代表の第2回カイロ会議の成果、イラク情勢の道筋、最近のジュネーブ会議によるイエメン問題の進展についても触れられた」。

(後略)

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( 翻訳者:桑原万苗 )
( 記事ID:37946 )