シリア:米国務省、シリア領内でのセーフゾーン不要
2015年07月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米国務省:シリアでセーフゾーンの設定は不要

【ワシントン:アナトリア通信】

米国務省のジョン・カービー公式報道官は、米国防総省や米軍、有志連合軍は、現在、シリアでセーフゾーンの設置は必要ないと見ていると述べた。

また、カービー報道官は、火曜日、ワシントンでの日例報道概要で、「そのような地帯を設けることには大きな困難が伴い、有志連合も現在はセーフゾーンの設定を支持していない」と説明した。

さらに同報道官は、セーフゾーンの設定について、「トルコが以前から明確な態度をとっている」ことを指摘し、この問題について、トルコの軍事計画が準備されていることを米国は認知していないとした。

同報道官は、「トルコが国境に抱いている懸念を米国は理解している」と表明し、トルコ政府は難民の負担に耐えており、同国が直面している困難から誰も目を伏せていない、と述べた。

昨年、トルコ議会は、政府による軍隊の海外派遣にかかわる覚書を締結している。これは、
シリアやイラクのテロ組織がトルコに行いうるあらゆる攻撃の可能性に対処するため、必要であれば、国境を越えて軍事作戦を展開することを目的としたものである。

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( 翻訳者:谷藤瑞季 )
( 記事ID:38026 )