シリア:資金難により国連WFPはシリア避難民への支援を削減
2015年07月02日付 al-Hayat 紙


■資金難により国連WFPはシリア避難民への支援削減を余儀なくされる

【ドバイ:ダラール・アブー・ガザーラ】

「世界食糧計画(WFP)」は、深刻な資金不足により、レバノン及びヨルダンにおけるシリア避難民への食糧支援を大幅に削減せざるを得ない恐れがあることを発表した。WFPの中東・北アフリカ・中央アジア・東欧地域局長であるムハンナド・ハーディー氏は、「財政状況はこれ以上ないほどに悪化しており、再び大幅な削減をしなくてはならなくなった」と述べた。また、「避難民たちは現実に、我々が供給できるわずかな物資でしのぐことに耐え苦しんでいる」と指摘した。

WFPは声明において、今月中にも削減するとの見方を示した。食糧引換券や「電子マネー」のレバノンでの発行額は半減され、一人当たり一カ月わずか13.5ドル相当になると見られる。また、ヨルダンにおいても、WFPは8月までに緊急財源を確保できなかった場合、キャンプ域外に住む避難民に対する全ての支援を打ち切らざるを得なくなることを懸念している。その場合、およそ44万人が何の食糧もない状態で取り残されることになる。

このような知らせが届く一方で、アラブ首長国連邦(UAE)では、戦争や自然災害の被害者に対する緊急食糧支援のための「サルマー」キャンペーンが、WFPとの提携で発足された。このキャンペーンは、良質で長期保存ができ、かつハラールであるという基準に合致するレトルト食品の生産と分配を目的としている。このプロジェクトは、昨年、UAEの副大統領兼首相である、ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム・ドバイ首長の後援によって開始した。これは、イスラム経済の中心都市としてドバイが率先して取り組んでいる活動の一部であり、2014年には、健康と食部門におけるイスラム経済賞を獲得した。

(後略)

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( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:38050 )