イラク:首相が米国副大統領と電話会談
2015年07月04日付 al-Hayat 紙


◼︎アバーディー首相、テロリストのイラク侵入阻止のために国際的な協力訴える

【バグダード:本紙】

 イラクのハイダル・アバーディー首相は昨日、「国境地帯の管理とテロリストの侵入阻止」を目的とした国際的な協力の必要性を強調した。また、「ダーイシュ(イスラム国)」に対する軍事作戦は継続的に進展していると述べた。

 サリーム・ジュブーリー国会議長は「重要」問題の調査担当委員会に対して贔屓や甘言を禁じ、また結論を急がないよう警告した。

 また、同首相は声明で「ジョー・バイデン米副大統領と電話会談を行い、イラクの政治および治安状況について、また我々の直面している課題について議論した。」ことに言及した。

 この声明は、「同様に電話会談では、ラマーディーやモースル、及びその他の各地域の解放作戦に加えて、両国がテロリスト集団ダーイシュに対して成し得た勝利に関しての協議も行った。」と述べている。さらに、「軍事作戦は全地域において進展を続けており、そこにはイラク全領土解放に向けての強い決断がある。」と言及し、「国境地帯の管理とテロリストの侵入阻止のために諸国との相互協力が必要である。」ことを強調した。

 米政府声明において、バイデン氏は「これらの戦闘員の努力によって得られた戦場での最近の成果と、この中での米軍事顧問らの貢献を褒め称え」、さらに米国は「この成果をもたらした地域の部族勢力の徴兵と訓練を継続して行く」ための支援を強調した。そして、両国が「イラク社会のすべての階層が参加して、ダーイシュを阻止、掃討するための一致団結した努力を継続することの重要性を確認した。」と伝えた。

(後略)

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( 翻訳者:井上開 )
( 記事ID:38064 )