■エジプト・インド相互協力のための絶好の機会―スィースィー大統領をインド・アフリカ・フォーラムに招待

【アフマド・サーミー・ムトゥーリー】

アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、エジプトが様々な分野において、インドとの相互関係の成長・発展を待ち望んでいると発表した。大統領はインドの政治的・経済的発展の実現に対する試みを称賛し、それにより、インドが急速かつ高い成長率を実現し、新興国の中での強いポジションを得るに至った、とした。

この発言は昨日（7日）、国会およびインド少数民族関係担当の国務大臣で、インド首相特使のムフタール・アッバース・ナクフィー氏との会談において述べられた。大統領府の公式報道官であるアラーウ・ユースィフ大使は、特使が大統領に対し第三回インド・アフリカ・サミットフォーラムへの招待状を手渡したと述べた。またナクフィー氏は、安全上・政治的な安定という面、およびエジプトのとった主要な経済的方策の面での著しい進展など、エジプトが実現したことを称賛し、アジアとアフリカという２つの大陸の親交関係を確立におけるエジプトの役割に対し、インドが高い評価をしていることを表現した。

スィースィー大統領はこの点に関し、エジプトとインドの、アフリカにおける相互協力のための絶好の機会だと指摘した。そして大統領は、エジプトが有利な地理的条件から享受している利益から、インドも利益を得る可能性に言及した。またエジプトはインドにとっていわばアフリカへの出発点となりうる大きな可能性を秘めており、両国はこれにより共通の利益を、特にアフリカ諸国が求めている様々な技術分野におけるインドの卓越性の中で実現することができる、と述べた。

またテロとの戦いについて、スィースィー大統領はこの面におけるインドの経験を活用することにエジプトが関心を寄せているとし、インド特使はこれを歓迎した。特使は自国がテロの惨劇に苦しんでいたことに触れ、インドはエジプトで起こった全てのテロ事件を厳しく非難すると強調した。

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（ 翻訳者:榎本飛鳥 ）
（ 記事ID:38105 )