ギュル元大統領外交批判「エジプト、リビアとの関係改善を」
2015年07月11日付 Radikal 紙


アブドゥッラー・ギュル第11代大統領は、エルドアン現大統領も出席したイフタールの席で、外交政策を批判した。ギュル前大統領は、「エジプトからリビアに至るまで、関係を進展させねばならない」と述べた。

アブドゥッラー・ギュル第11代大統領は、イスタンブルで行われたイフタールで演説を行った。ヒュッリイェト紙に掲載された報道によると、ギュル前大統領の座ったテーブルには側にレジェプ・タイイプ・エルドアン現大統領とその妻エミネ・エルドアン夫人も座っていた。ギュル前大統領は、イフタール後に演壇で話し、外交政策を批判した。「エジプトからリビアまで、我々の関係を進展させねばならない。再びトルコがインスピレーションとなるような状況にもっていかねばならない」と述べ、「我が国の中東政策を見直すことも有益だ」と話した。

アブドゥッラー・ギュル前大統領は、エルドアン大統領も傍聴していた演説で次のように述べた。「未だ中東ではパレスチナ問題が解決されておらず、恒久的な平和が獲得されていない一方で、イスラムの国々が自分自身を駄目にしていっていることは実に嘆かわしいことだ。この視点から、私は我々がトルコとしてこれらの国々を助けるべきだと信じている。このため、これら全ての国々と我々の関係を進展させるべきだということは疑いない。リビアからエジプトに至るまで、イエメンから全ての湾岸諸国まで、かつて我々が彼らに対するインスピレーションとなっていたように、再びこれらの国々へのインスピレーションとなり、道標となるような状態になるべきである。この意味において、率直に言えば、我が国の中東およびアラブ政策をより実際的な形で見直すことも有益になるだろうと考えている。この地域においては、他にも問題となっている進展があるからだ。大きな混乱が起こった場合、この混乱の中から発生する、全く想定しなかったようなサプライズと直面する可能性がある。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:38137 )