■アズハルは自らの名を騙るウェブページを無関係だと宣言
【マルワ・バシール】
アズハルのメディアセンターはアズハルの名を自称するページについて警告を発した。その中の「今日のアズハル(アズハル・アルヤウム)」という疑わしい名称のページは、エジプトの国営機関を挑発し、国家の様々な象徴を侮辱し、宗派的なヘイトスピーチを用いてエジプトの国民各層間の不和を煽る活動を行っている。
アズハルのメディアセンターは昨日(11日)の声明で、「テロリストグループのウェブ部門によって運営されているこのようなページは、国民の調和とエジプトの全社会を構成している人々の連帯の保持を心より求めるアズハルを代弁するものではありえない」と明らかにした。そして、このエジプト社会は、エジプト教会の協力の下「全ての国民が一つの家族として集う家」を既に打ち立て、その下でエジプト国民は一同に会する、とした。また、アズハルは国家の同胞であるエジプトのコプト教徒が、ラマダン月に断食を行っている者にイフタールを提供したことは、エジプトを構成する全ての人々の団結の良き例であると強調した。また、このことは、エジプト社会の人々の愛の結びつきの深さと、その共存を確認するもので、エジプト人の一貫性の独特のモデルである。そしてこれにより、一国家の国民の間に不和の種をまくのに失敗したあらゆる過激派集団の試みを挫くのであるとした。
アズハル機構は、自機構を代表するSNS上の唯一サイトは、フェイスブック上のもので、そのリンクはhttps://www.facebook.com/OfficialAzharEg?fref=ts であること、そして、これは、アズハルのメディアセンターが運営していることを強調した。同様に、「アズハルの門(バッワーバ・アズハル)」こそが、ウェブ上唯一のアズハルのサイトであり、アズハルはその名を詐称する疑わしいページに対し、あらゆる法的な措置を講ずるとした。
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( 翻訳者:井森彬太 )
( 記事ID:38142 )