一昨日、アクサー・モスク構内でカドルの夜を祝うパレスチナの人々(AP)
■パレスチナ:パレスチナ人はカドルの夜にエルサレムを取り戻す
【エルサレム:本紙】
子供や高齢者、そして若い女性を除くヨルダン川西岸の住民たちは、月曜(13日)の夜から火曜(14日)にかけて、それぞれの村や町、キャンプを後にし、カドルの夜[訳注:預言者ムハンマドが初めてアッラーの啓示を受けたとされる夜。一般的にラマダーン月の26日から27日にかけての夜に祝われる]を祝賀するために、通常は当局から立ち入りを許可されていないエルサレムに向かった。
イスラーム・ワクフ局の推計によれば、35万もの信者たちが普段イスラエル当局により立ち入りを禁じられているエルサレムのアクサー・モスクの構内で、一晩を過ごした。
144ドゥナム[訳註:14万4000平方メートル]の広さを有するモスクとその広場は信者たちで埋め尽くされた。何人かの信者たちはイマーム[訳註:礼拝の導師]の役割とコーランの暗唱を交互に行い、祈りは早朝まで続いた。
エルサレムの検問所はカドルの夜を祝う多くの市民で溢れ、大変な混雑を招いた。イスラエル当局は50歳未満の男性と30歳未満の女性が事前の許可を得ずにエルサレムに入ることを禁じることを発表している。また、ガザ地区からは60歳以上の市民800名のみにエルサレムに入る許可を与えた。
(後略)
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( 翻訳者:宮﨑 愛 )
( 記事ID:38165 )