イラン原子力機構報道官は、次のように述べた。「IAEA国際原子力機関代表団5名のテヘラン訪問により、イラン原子力機構の責任者、IAEAイラン代表、そして国家安全保障最高評議会の担当者らの間で交渉が行われた。」
イラン原子力機構報道官のベフルーズ・キャマールヴァンディー氏は、IAEAの使節団5名がテヘラン入りしているとし、次のように述べた。「この使節団がテヘラン入りした理由は、IAEA事務局長の天野之弥氏が最近テヘランを訪問した際に達した合意内容について、その詳細をつめるための協議にある。」
同報道官は、続けて「この使節団には、天野氏の事務局特別補佐官2名『テルー・ヴァリヤンター氏[名称不詳]』と『カーネル・テルーター氏[名称不詳]』も加わっている。IAEA使節団の5名は、1日の滞在日程でイラン原子力機構の責任者、IAEAイラン常任委員に加えて、国家安全保障最高評議会の担当者との交渉を行うことになる。」と述べた。
キャマールヴァンディー氏は、また「IAEAの代表団は、火曜日(7月7日)の朝テヘランを立つ予定である。」と述べた。
また、月曜日の朝、記者団に対して我が国核交渉団に近い筋の外交官が語った内容は、「交渉の最終期限は、水曜未明または木曜日の朝である。」ということだった。
彼は、「他の問題でも、解決すべき容易ならざる根本的問題が残っている。」とも述べ、以下のように強調した。「[核の]技術的な補足事項では70%、残る他の補足事項では90%進展している。」
昨夜の報道によれば、ムハンマド・ジャバード・ザリーフ外相もまた、昨夜ウィーンのエマーム・アリー・センターで開催された、ラマザーン月19日(西暦7月6日)のエフヤーシャブ[ラマザーン月の夜通しで行われる祈祷]の儀式に参加した後、大勢の記者に囲まれる中、このように述べた。「未だ何も明確になっていないが、我々は奔走の最中にある。」
同外相は、続けて「いくつかの相違が依然としてあり、人々から強い願いも受けている。国家とイスラーム、ムスリム、そして我々善人の公益が、この大事な夜に運命づけられんことを願う。」と語った。
ウィーンのエマーム・アリー・センターで行われるシャベ・ガドル[クルアーンの最初の一節が啓示された夜。ライラアルカドルともいい、ラマザン月の最後の10日のうちの奇数日の1夜であるとされる。ラマザン月27日の夜とする学者が多い]の儀式は、ウィーンのシーア派信徒の増加とともに行われるようになった。ムハンマド・ジャバード・ザリーフ外相、アリー・アクバル・サーレヒーイラン原子力機構理事長、アッバース・アラーグチー法務国際担当外務次官、マジード・タフト・ラヴァーンチー欧米担当外務次官、ホセイン・フェリドゥーン大統領特別補佐官も、この儀式に参加した。
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( 翻訳者:SY )
( 記事ID:38183 )