ヤズド州福祉局の局長は、身体障害のうち、かなりの割合が遺伝子疾患によるものだと指摘した上で、「
ヤズドで行われる結婚の40パーセントは親族間でのものであることから、遺伝カウンセリングの実施が必要不可欠であると、間違いなく言える」と述べた。
ジャリール・エッファティー氏はさらに、「昨年、
メイボド市は結婚時の遺伝カウンセリングを義務化する計画実施のパイロット(テストケース)に指定された。今年も、
メフリーズ県がこの計画実施〔の対象都市〕に選ばれている」と付け加えた。
同氏はさらに、
ヤズド州のすべての市がこの計画の対象となるべきだというのが、われわれの考えである。しかし福祉のための財源が足りなく、予算も限られているため、この計画を州全体で実施するのは今のところ不可能だ。その一方で、遺伝子検査は一般市民にとっては極めて高額である。実際、聴覚に関する遺伝子を完璧に検査するためにかかる費用は、300万トマーン〔約10万円〕以上になるのだ。
と指摘した。
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( 翻訳者:AWN )
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