トルコはターキッシュストリームの海底に通る部分について、工事作業を実行することを許可した。
発表は、計画のパートナーのうちロシアのエネルギー巨大企業ガスプロム社によって行われた。 許可証によるとパイプラインを構成するラインのうち最初のラインについて、トルコの排他的経済水域と領海における工事作業の実施が計画されている。
ターキッシュストリームの海底を通過する部分はそれぞれ15.75立方メートルの容量を持つ4つのラインから構成される。パイプラインは660kmに渡りサウスストリームのために予定されるルートを追い、そののち、250mに渡りトルコのヨーロッパ大陸側の領土に向けて進む予定だ。最初のラインから供給される天然ガスは全て、発展しつつあるトルコ市場の利用に向けて送られることが予想されている。
トルコ側はさらに、サウスストリーム計画のトルコ(領内)の部分について着手されていた環境アセスメントの結果が新しいパイプラインのためにも利用できるだろうと主張した。
■12月1日に調印
ロシア国営企業ガスプロム社とBOTAŞ社(石油ガス・パイプライン輸送株式会社)はロシアからトルコに向けて黒海を経由して進む、年間630億立方メートルを運ぶターキッシュストリームの着工のために2014年12月1日に覚書を調印していた。
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( 翻訳者:成田健司 )
( 記事ID:38256 )