バイェズィド2世複合モスク、ユネスコ文化遺産入りを目指す
2015年07月01日付 Zaman 紙


 エディルネからあるものがもう一つユネスコ世界文化遺産リストへの旅を始めている。クルプナル・オイルレスリングが2010年に、セリミイェ・モスクが2011年にユネスコのリストに入ったあと、エルゲネ川の上にかかっている歴史的な橋が2015年4月に暫定候補リストに登録された。今回エディルネにある、他の歴史的物件であるバイェズィド2世複合モスクのための活動が始められた。
 92年間オスマン帝国の首都であった街で互いに価値ある歴史的物件のなかに含まれている。エディルネはその豊かな歴史的物件によって屋外博物館のような状態にあると同時に、豊かな文化的遺産を所持している。

 豊かな歴史的・文化的遺産が世界的に知られるために長期間準備が行われてきた。
 このなかで初めに650年の歴史をもつクルプナル・オイルレスリングがUNESCO(無形文化遺産)に登録されるための活動が行われた。準備が完了した後、申請が行われ通過した。クルプナル・オイルレスリングは2010年にユネスコの、「人間性が具体的に表れている文化遺産リスト(無形文化遺産)」に登録された。
 1年後、2011年6月29日にオスマン帝国期の最も重要な建築物でありミーマール・スィナンが「最高傑作」と自負するセリミイェ・モスクがUNESCO(世界文化遺産)に登録された。リストに2つの物件がある件の街の1つであるエディルネで、今回ウズンキョプル郡の
名前にもなっている世界最長の歴史ある石橋のための取り組みが開始された。

 この枠組みで計画は準備され、省に(書類が)提出された。その後UNESCOに申し込みが行われた。エルゲネ川の上にあるこの歴史的な橋は2015年4月に暫定候補リストに承認された。今回もエディルネの別の重要な歴史的物件でありセリミイェ・モスクの次に人々が最も多く訪れているバイェズィド2世複合モスクのための活動が開始された。ドゥルスン・アリ・シャーヒン知事は、モスク、学院、病院、ハマムと泉をなかに含む複合モスクのUNESCO世界文化遺産登録への道についての朗報を述べた。
 シャーヒン知事は8月末から9月頭に行われる(UNESCOへの)申請について非常に希望を持っていると述べ、1つの街で4つの文化遺産があることは重要な数字であると話した。知事はエディルネの記録に向けて走っていると述べ「それからその次には橋がある。おそらく橋には(朗報が)来る。非常に大きな入札が行われている。ウズンキョプルはまだ暫定遺産リスト上で、暫定リストに登録された後本リストに入る。次の段階としてウズンキョプルが美しくあるための巨大な入札が今年ここで行われる。下の地面はフィラーが埋めて、ライトアップも行われる。これがより美しくしてくれた。ライトアップ事業は私の取り組みで入札が行われた。これは真にウズンキョプルの名において約束される」と述べた。

■バイェズィド2世複合モスク

 バイェズィド2世複合モスクの基礎は1484年に建てられた。4年ほどの短い期間で完成した複合モスクは1488年に開設された。建築家ハイレッティンによって建設された複合モスクはとてもドームが多くグラフィカルな構造を持っている。当時最も重要であった、医療、社会、教育、宗教の施設からなる複合モスクの中には病院、医学学院、モスク、ゲストハウス、無料食堂、ハマム、橋のような多数の施設が軒を連ねる。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:38262 )