トルコで昨今、政治関連で関心が寄せられている話題の筆頭に上っている「アブドゥッラー・ギュル氏が政界復帰するだろうか?」という疑問に対する答えが明確になってきている。
メイダン紙執筆者のアブドゥッラー・クルチ氏は、今日8月4日付のコラムで政治復帰に相応しい時期を待ち望むアブドゥッラー・ギュル11代大統領が目前に迫る歴史的な好機を今回は逃さずに、近々集会の場に姿を見せるであろうと伝えた。
以下がアブドゥッラー・クルチ記者の記事の関連箇所である:
「トルコ政治において不明瞭な4つの点、もっと正確に言えば、関心を寄せられている4つの問いがある!
連立は組まれるのか否か?
連立が組まれるのであればどの党と組まれるのか?
解散総選挙はいつになるのか?
そしてアブドゥッラー・ギュル氏は政界復帰するのか?
最初の3つの問いに対する回答は今週中に明確となるだろう!
ギュル氏の決定は、これらの問いが明確化するか次第である…
ギュル氏からすれば政治の先行きは未だ不透明である!
率直に言えば、彼は政治の先行きが透明化する事を望んでいる。
しかしギュル氏は、エルドアン大統領とは逆に公正発展党(AKP)‐共和人民党(CHP)連立政権が組まれる事に意欲的に賛同している!
更には連立組閣に向けダヴトオール首相に絶えず働きかけている。
彼は、直接的かつ間接的に「絶対に連立組閣すべきだ」という声明を発している。
ギュル氏は連立政権を組めずに実施せざるをえなくなる解散総選挙は反AKPの流れとなるであろうと考えている。
理由としては…
政治的緊張、社会的分極化により6月7日の総選挙でAKPは票を失った。
現在、これにテロ事件及び犠牲者の葬儀も加わった。
警鐘を発している経済危機は、実施が見込まれている解散総選挙で更に明確となるであろう!
一方でダヴトオール首相に働きかけ、他方、世論に対して発した連立に関する声明を以て同首相の職務を円滑化しようと努めている。
あらゆる努力の甲斐もむなしくAKPが連立政権を組まない場合、その時はギュル氏の決意も明確となるであろう。
実際に政界復帰に相応しい時期を待ち望んでいるギュル氏は、今回、目前に迫った歴史的な好機を逃すことはないであろう!
要するに、アブドゥッラー・ギュル氏は政界復帰することになるだろう…。
我々が集会の場でギュル氏を目にする日はそれほど遠くはない!」
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:38363 )