オマーン:ハーファ市場をはじめとする観光地サラーラの魅力
2015年08月07日付 al-Hayat 紙
■ハーファ市場は観光地サラーラのシンボル…乳香の香りと波の音に囲まれて
【サラーラ(オマーン):ムハンマド・サイフ・ラフビー】
ハーファ市場を、マスカット南部にある町サラーラの魂と言い表しても過言ではないかもしれない。観光客だけでなく住民をも引き付け、特に住民が秋と呼ぶ6月21日から3か月続く季節はとても魅力的である。
このスークはフスン宮殿付近に位置している。フスン宮殿は歴代スルタンのもっとも重要な宮殿とされ、カーブース現国王が無血クーデターにより父から政権を掌握した1970年代のオマーンの復興や変化の黎明を見守ってきた。
同様に、スークは、インド洋へと広がるアラビア湾に接している。秋になると、波がスークと海の間にある隔てた道路に打ち寄せ、雨が降り、水と柔らかいしぶきが混ざって波音のリズムを奏でる。山々や平野は青々とし、気温は20度代に落ち着く。これらによって、サラーラは、自国民や隣人である湾岸諸国の人々にとっての家族旅行先となっている。
一方、スークは、ココナッツの木々が生い茂った格別の緑が特徴的な、広大な農地に隣接している。この地域は、イエメンに接するドファール特別行政区にあり、オマーンの他の県とは異なり熱帯気候なため、オマーンの他の地区とは違い過ごしやすい環境で、周辺には「虚無の世界」と呼ばれる砂漠が広がっているにもかかわらず、果物栽培に適している。
(後略)
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( 翻訳者:川原七星 )
( 記事ID:38381 )