■サウジアラビア:活況を呈するブライダのデーツ祭り
【ブライダ:マンスール・ファリーディー】
ブライダの街では水曜(5日)の早朝より「ブライダはデーツの首都」と銘打ったイベントが始まった。その初日となった昨日は、実に35種類を超える多種多様なデーツを積んだ多くの車両が市場へと押し寄せ、販売は活況を呈した。市場はデーツの生産者、消費者、そして貿易商でごった返し、様々なイベントが開催された。
このイベントの実行委員長であるアブドゥルアズィーズ・マフワス氏によれば、これまで666.84トン、段ボール箱にして22万2268箱のデーツを積んだ1755台の車両が到着したという。
ブライダとそのデーツ生産者たちはこのイベントを年に一度の「デーツの結婚式」と呼び、現在と過去が融合する場として誇りに思っている。そして、デーツの木々を愛で、世話し、思いやるブライダの人々にとって、このイベントは高い経済効果を挙げる未来志向の催しでもある。実際に、このイベントによりブライダは「デーツのオアシス」としての名声を得ている。
ブライダのデーツ祭りは王国における重要な商業的催しのひとつに数えられており、このイベントを訪れる観光客と消費者は年々増え続けている。また、イベントはデーツにまつわる遺産と文化にも光を当てており、これらは王国の歴史が織り成してきた豊かな国家の財産として見なされている。ブライダのデーツ生産は急速に発展しており、その商品は国際市場での競争力も高く、また、その栄養価の高さから健康食品としての評価も獲得している。
また、市場の周辺では多くの娯楽活動が人々を楽しませている。これらの活動は国家観光・遺産機関(SCTH)と国家工芸プログラム(Bari)の協力の下、開催されている。
(後略)
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:38388 )