エルドアン大統領は組閣に関するプロセスについて協議を行うためにトルコ大国民議会のイスメト・ユルマズ議長を18時に大統領官邸に迎え入れた。会談は約2時間続いた。
6月7日の総選挙により第一党として選出された公正発展党(AKP)のアフメト・ダヴトオール党首は組閣できずに任務を返還すると、注目はレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領へと移った。エルドアン大統領は、大統領官邸で今日行われた地区長らとの面会の際、組閣の任務を選挙で第二党として選出された共和人民党(CHP)に委託するつもりはないと指摘し、「選挙管理内閣」に関して最初の一歩を踏み出した。
エルドアン大統領は今日大統領府でトルコ大国民議会のイスメト・ユルマズ議長と18時に会談した。その際に「選挙管理内閣」に関して最初の一歩を踏み出した。
大統領は、大統領府でユルマズ国会議長と18時に会った。会談では「選挙管理内閣」に向けて「諮問会談」が行われたことが舞台裏で囁かれている。
■選挙管理の首相をエルドアン大統領が任命する
憲法に則り、最も遅くて90日内に選挙を実施する「選挙管理内閣」はトルコ大国民議会における議席数に応じ政党代表者から大統領が任命する予定だ。これによりエルドアン大統領が「選挙管理内閣の首相」として再びAKPのダヴトオール党首を任命することが予想されている。
■サプライズをするのか?
しかし政治の舞台裏ではエルドアン大統領が選挙管理の首相の任命に際し「サプライズをする可能性」が話されている。大統領が選挙に導くにあたりAKPの中の他のある人物、例えばユルマズ議長を任命しうることが、確立上「低いもの」であるが、舞台裏で話し合いが始められた。憲法に則り、選挙管理内閣において首相の任を引き受ける人物は国会議員でなければならない。しかし、選挙管理内閣の閣僚に関しては国会議員である必要性はない。
■民族主義者行動党(MHP)は参加しない
大統領の決定でもって設立される選挙管理内閣にMHPは参加する予定はないと表明した。人民の民主主義党(HDP)はというと昨日行った中央執行委員会会議で選挙管理内閣において任命を受けるとの決定をおこなった。エルドアン大統領がCHP党首を任命しなければ、CHPは選挙管理内閣において座を占めることは予想されない。
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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:38457 )