選挙決定後に暫定選挙内閣における党配分が具体化した。首相府の情報筋によれば、首相を除き公正発展党(AKP)に11名、共和人民党(CHP)に5名,民族主義者行動党(MHP)及び国民の民主主義党(HDP)にそれぞれ3名ずつ閣僚が割り当てられる。
エルドアン大統領が選挙の実施を決定した後、トルコを選挙へと導く「暫定内閣」に視線が向けられた。エルドアン大統領とイスメト・ユルマズTBMM(トルコ大国民議会)議長の昨日の会談後に、暫定内閣が組閣されることに関する決定、現内閣が辞職し、暫定内閣が組閣されることに関する決定が官報の号外で発表された。
エルドアン大統領は、今日会合を持ったアフメト・ダヴトオールAKP党首に暫定内閣の組閣任務を預けた。暫定内閣の組閣に当たって同大統領によって任命されたダヴトオール氏に、TBMMから暫定選挙内閣に入る政党の配分に関する一覧表が届いたことが分かった。
首相府の情報筋から得られた情報によれば、TBMMによって作成された閣僚の割合に関する一覧表がダヴトオール氏に送付された。
当該一覧表によれば、ダヴトオール首相及び3名の無所属議員を除いた政党の配分では、AKPへ11名、CHPに5名、MHP及びHDPへ3名の閣僚席が割り当てられる。
ダヴトオール首相が当該一覧表に基づき明朝より関係政党の議員らに招集をかけることが分かった。
暫定内閣を組閣するに当たり、コンヤ選出議員兼AKP党首であるアフメト・ダヴトオール氏が首相に任命されたことに関してレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の署名が入った任命状にも、ダヴトオール氏が憲法第114条に基づき暫定内閣を組閣するに当たって首相の任を受けたことが記された。
■ 「新内閣が組閣されるまでの間…」
同任命状には、以下のことが記された:
2015年6月7日に実施された議員総選挙の結果に応じて新内閣の樹立を実現すべく辞職届が提出され、新内閣の樹立までの間の職務の継続が我々一同によって承認されたが、未だ現況に何ら変革が為されていない事を理由に憲法114条に基づき辞職した内閣が、新内閣が組閣されるまでの間、職務を継続することを要請する。
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:38506 )