■イエメン軍、サウジの軍事拠点を攻撃する。民間人に対する連合軍の爆撃続く
【2015年8月30日:AFP、シリア・アラブ通信(SANA)、ロイター、各種通信社】
イエメン軍と人民諸委員会はジーザーン、ナジュラーン、ザフラーン・アシスィールの各地方のサウジ体制の軍事拠点複数をロケット数十発と重火器で砲撃した。
イエメンのSABA通信社はサアダにいる軍事筋の話として以下のように報じた。「軍隊は本日(昨日=29日)、ザフラーン・アスィールのタルア、スワイラの両拠点を複数のロケット弾で砲撃した。また、ジーザーンのジャラーフ軍事拠点を砲弾8発で砲撃した。そしてナジュラーンのクンブール拠点をロケット弾14発で砲撃した。」
同筋は以下の通り強調した。「軍と人民諸委員会は、サウジの侵略への反撃としてサウジの拠点や基地への砲撃を続けるだろう。サウジの侵略は、イエメンの諸県を空爆し、イエメン人民の子弟に対する醜い犯罪を犯している。」
一方でサウジの体制の航空機は昨日、マナーディラ地区にあるイズラ・ブハーリーのシャビービー村の民家の一軒に対する二度の空爆を行った。これにより民家は破壊されたが、犠牲者はいなかった。
一昨日(28日)、イエメン人25人が殺され、他6人が負傷した。これは、サウジに所属する戦闘機がサアダ市ノバークム地区をミサイル複数で空爆した結果である。これらのミサイルは、国際的に禁止されているクラスター爆弾を搭載している。また、サウジ軍機は、マアリブ市のマジュザラ水利事業の貯水池と戦略的なヒーラーン山地も爆撃した。
(後略)
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( 翻訳者:平岩里佳子 )
( 記事ID:38551 )