イスラエル:ネタニヤフ首相、パレスチナとの交渉準備ができている
2015年09月02日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ネタニヤフ首相:パレスチナ人との交渉のため、前提条件なしでラーマッラーに行く準備ができている

【占領下エルサレム:アナトリア通信】

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、火曜日(1日)、パレスチナ側との和平交渉実施のために、「前提条件なし」でヨルダン川西岸地区のラーマッラー市に行く準備ができていると語り、二国家案を支持する旨述べた。

首相府からの声明によれば、ネタニヤフ首相は、火曜日に開かれた、和平実現を目的としたイスラエルのNGO「女性は平和を勝ち取る(Women Wage Peace)」の指導部との会合の中で、パレスチナ人との和平プロセスにかかわる交渉テーブルに戻りたい旨を強調した。

本通信社に届いた同声明によると、ネタニヤフ首相はさらに次のように述べた。「パレスチナ人との交渉実施にあたり、私はいかなる前提条件も出さない。私は、無条件での直接交渉を行うために、ラーマッラー、あるいは別の場所に行く準備ができている」。

さらに同首相は、次のように続けた。「我々はパレスチナ人との交渉実施を望んでおり、可能な解決策は二つの人民のための二つの国家である。つまり、ユダヤ人のための国民国家と、それを承認する非武装パレスチナ国家である」。

同首相は、会合で会った女性らに対し、「もしあなた方がマフムード・アッバース・パレスチナ自治政府大統領との面会を提案するなら、我々は、彼がその準備ができているようであれば、我々も面会の用意があると述べる」と説明した。この会合には、首相特使のイツハク・モルホ弁護士も参加した。

パレスチナ・イスラエル間の和平プロセスは、アメリカの仲介により9か月間再開した後、昨年4月末に再び中断した。






この記事の原文は、内容が更新されたため、翻訳と合致しなくなっています。訳文の元になった文章はPDFファイルでご確認ください。(メディア翻訳アラビア語班)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら(al-Quds al-Arabi)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38567 )