イエメン:モスクにおける爆発で数十人が死傷
2015年09月03日付 al-Hayat 紙


■イエメン:モスクにおける爆発で数十人が死傷

【ムカッラ:アブドゥルラフマーン・ビン・アティーヤ;ジーザーン:ヤフヤ・ハルダリ;サナア、アデン:本紙】

昨日(2日)、アラブ連合軍の戦闘機がサナア北部のフースィー派が支配する拠点に対して連続した空爆を行い、これによって武器庫とミサイル発射装置を破壊した。また同連合軍の空爆はタイズ県、フダイダ県、マアリブ県、ハッジャ県、サアダ県のフースィー派の拠点にも及び、一方、北西の国境沿いの地域でも行われ、フースィー派の数十人が死傷した。

「AFP通信」によると、昨晩(2日)、サナアのシーア派の一分派であるザイード派のモスクのうち1つを狙った2度の自爆攻撃が発生し、数十人が死傷した。住民の証言によると、自爆犯は爆弾ベルトを身に付け、ジャラーフ地区のモスクから出ようとしていた礼拝者の間で自爆した。市民が負傷者を救助するために現場に駆けつけたところ、別の実行犯が爆弾を仕掛けた車を爆発させた。

南部の正統政府支持派の「人民抵抗勢力」の情報筋は、彼らがキルシュ地区からフースィー派を排除したと明かした。これは南部のラヒジュ県北部で同派が支配していた最後の地区だった。

またアラブ連合軍の戦闘機による爆撃が行われる中、タイズ市における激しい衝突でフースィー派の武装者数十人の死傷が確認された。複数の情報筋の述べたところによると、多種の兵器が使用された激しい戦闘がカラーバ地区、大統領官邸の周辺、スアバート、カラーバ、カンブ、ダヒー、ジャヒーム、アルバイーン通り周辺で行われた。これらの地点では、フースィー派が4週間前から抵抗勢力の支配下にあった拠点の奪還を進めようと試みていた。

また情報筋は、アラブ連合軍の空爆はフーバーン、マーウィヤ交差点、ジュンドのフースィー派の拠点を標的とし、タイズ空港に設置された空軍基地のミサイル発射装置を破壊した。また昨日(2日)、戦闘機がサナア北部のダイラミー空軍基地、軍事専門学校の建物、共和国防衛隊学校、ハラーフィーキャンプを空爆した。

軍事情報筋は次のように示唆した。空爆はダイラミー基地のミサイル発射装置、軍事専門学校に隠されていた軍用ヘリコプターを標的とし、一方で武器庫・貯蔵庫も標的となった。またアラブ連合の戦闘機は、マアリブ市周辺の戦線におけるフースィー派の拠点に対しても空爆を行った。

(後略)

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( 翻訳者:野口雅貴 )
( 記事ID:38573 )