サウジ:サルマーン国王とオバマ大統領の会談
2015年09月04日付 al-Hayat 紙


■二聖モスクの守護者サルマーン国王とオバマ大統領は両国関係の「戦略的基礎」を据える

【ワシントン:ジョイス・カラム】

アメリカのバラク・オバマ大統領は今日(4日)、国王就任後初のアメリカ公式訪問中の二聖モスクの守護者(サウジアラビアの)サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王をホワイトハウスに迎えた。

サルマーン国王は昨日(3日)アメリカの首都(ワシントン)に到着した。ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子およびアーディル・ジュバイル外相、アーディル・トライフィー文化情報相、イブラーヒーム・アッサーフ財務相、タウフィーク・ラビーア商工業相、ハーリド・ファーリフ保健相、サウジアラビア総合投資院のアブドゥッラティーフ・ウスマーン氏を含むハイレベル政府代表団が国王に同行した。

アメリカのディーナー・バダウィ国務省報道官は本紙に、ホワイトハウスで行われる会談では「安全保障協力やテロとの戦いの取り組みといった、二国間関係強化のための広範な問題」に焦点が当てられるだろうと述べた。「安定を揺るがすイランの活動への対応」と並んでイエメンやシリアの紛争が会談の中心になるだろうと指摘した。

サウジアラビア王宮府は、サルマーン国王の訪問がサウジアラビア国民の利益と国民への奉仕、またアラブおよびイスラーム諸国の問題のため世界の指導者と意思疎通をとることを国王自ら熱望したことを出発点としていることを強調し、オバマ大統領の同国王への求めに基づいたサウジアラビア・アメリカ間の友好の絆を確認した。

アメリカの情報筋は、サルマーン国王とオバマ大統領との会談が二国間関係の「戦略的基礎」を構築すると予測し、GCC諸国の海上及び国境安全保障の強化、アメリカ製の高性能武器によるサウジアラビア防衛システムの開発、及びペンタゴン(アメリカ国防総省)が管轄する防衛協定に関してキャンプデービッドのGCC・アメリカ会合で合意された事項について会談で言及されたものと推測した。また同情報筋は会談ではイランの核合意と地域における核不拡散の取り組みをめぐるサウジアラビア政府とアメリカ政府の共同見解にも言及されたと予測した。

(後略)

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( 翻訳者:佐藤早於里 )
( 記事ID:38579 )