パレスチナ:イスラエル占領軍によるデモ行進への攻撃
2015年09月04日付 al-Quds al-Arabi 紙


■西岸で占領軍がデモ行進を追い散らし、複数の負傷者と逮捕者

【ラーマッラー:アナトリア通信】

金曜日(4日)、イスラエル占領軍が金曜日(4日)、占領下のヨルダン川西岸地区で毎週行われる、入植活動と分離壁に反対するデモ行進を追い散らし、パレスチナ人4人が負傷、数十人が息苦しさを訴えた。これは本通信社の特派員と人民抵抗委員会の声明による情報である。

占領軍は人民抵抗委員会の活動家4人と、パレスチナテレビの特派員アリー・ダール・アリー氏を逮捕し、彼らに暴行を加えた。これはラーマッラー西部、ナビー・サーリフ村でのデモ行進での出来事である。

イスラエル軍は金曜礼拝の直後に出発したデモ行進を分散させるため、催涙ガス弾とゴム弾、また実弾を使用した。これにより、数十人が息苦しさを訴え、その場で治療を受けた。

このデモ行進には、外国人の活動家や連帯者がタミーミー家とともに参加した。先週金曜日、同家の息子ムハンマドは、逮捕の際にイスラエル兵から暴行を受けた。彼の妹アハドと母ナーリマーン、また数人の女性が、(ムハンマド君を助けるため)兵士の暴行に割って入った。アハドはその勇敢さによって、トルコ大統領より、「ハンザラ名誉賞」を授与された。

ナーブルス西部のカフル・カドゥーム村では、週例のデモ行進が追い散らされる中、パレスチナ人参加者が2発の銃弾を足と手に受けて負傷した他、ゴム弾により3人負傷した。人民抵抗委員会の声明によると、彼らはナーブルスの公立ラフィーディヤ病院に搬送されて治療を受けた。

同声明によると、ラーマッラー西部のビルイーンとニウリーン、またベツレヘム西部のマウサラといった村々でも、イスラエル軍が週例のデモを追い散らすために催涙ガスを使い、数十名のデモ参加者がそれを吸って息苦しさを訴えた。

(後略)

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38581 )