自動車の生産台数は、今年のここまでの8カ月間で19%の伸びを見せ、857,000台に達した。119万台の年間生産台数記録が今年更新されるのは確実だと見込まれている。
今年、国内市場の活性化といくつかのヨーロッパ市場での回復や、新しいモデルの投入の影響もあり、自動車の生産台数が新記録へと近づいている。実際、今年の総生産量は、1月から8月の期間で19%の伸びを見せ、857,000台に達した。2011年の119万台の生産記録を上回る兆しがある。
自動車産業協会(OSD)による、8月の生産と輸出、販売の集計データによると、ここまでの8カ月の合計の生産数は、前年の同じ時期と比べて19%の伸びを記録し、857,000台に達した。乗用車の生産台数は同じ期間で9%増えて499,766台となっており、当該期間では最多レベルへと達した。
こうしたことには、国内市場での伸びは言うまでもなく、輸出市場での外形的な改善が影響しているのは疑いようがない。1月から8月の期間における自動車の総販売量は、2014年の同時期と比べて46%増えて627,000台に達し、このうち乗用車の総販売量も43%増えて454,000台となった。
1月から8月の期間において、2013年の初めの8カ月と比べて総生産量は18%、自動車のみの生産量は25%増加した。総販売量は2013年の同じ時期と比べて15%、自動車のみの販売量も14%の伸びを見せた。
■最良の8月
自動車の総生産量の72パーセントは輸出された。トルコ輸出業者協会のデータによると、自動車関連産業全体での、1月から8月の期間における輸出は、台数ベースでは8%増えて617,000台となっている一方、自動車のみの輸出はわずか1%の下落で377,000台となった。この期間において、商品輸送用の車の輸出は26%の伸びを見せている一方で、トラクターの輸出は14%減少している。このデータでは、2013年の1月から8月までの期間と比べても、総輸出台数は14%、自動車の輸出量も22%伸びている。
経済省と自動車産業輸出業者連合のデータによると、2015年の1月から8月の期間における総輸出額は、ユーロやドルとの間の為替変動のために、2014年の同じ時期と比べて10%下落し137億9500万ドルとなった。このうちの56億9900万ドルは関連産業におけるものだ。8月における自動車業界の輸出は、2008年のリーマンショック以後では「最良の8月」となっており、8%の伸びを見せて13億6400万ドルとなった。
■国内市場の時代
OSDのデータによると、1月から8月の期間における小型商用車の販売は、昨年の同じ期間と比べて62%の伸びを示した。特に、(小規模事業者への特例措置である)K文書所有者用自動車価格が引き下げられ、規制が緩和されるのに伴う小型商用車の販売の伸びは、国内産業の利益となっている。リニューアルと最新車種の登場に伴い、国内での小型商用車の販売は80%伸び、一方小型商用車の輸入販売は44%伸びた。8カ月間で、大型商用車の販売は20%伸び、一方建設業が拡大している影響で、トラックの販売は21%の伸びを記録した。バスの販売も28%伸びて1,207台となった。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
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