サウジアラビア:クレーン事故後の国王メッカ訪問
2015年09月13日付 al-Hayat紙


■サウジアラビアは巡礼者に最高のサービスを約束する

【ジッダ:ムナー・マンジューミー、メッカ:スルターン・フジャイリー、アフマド・アール・ウスマーン】

二聖モスクの守護者、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は、政府が金曜(11日)に聖地メッカで起きたクレーン倒壊事故の原因を調査すると述べ、次のように語った。「我々は事故の原因を調査し、結果を公表する。」国王は犠牲者の遺族に弔意を表し、彼らに神の赦しと慈悲のあることを祈った。国王は昨日(12日)メッカを訪問した際、犠牲者を訪ね、事故発生現場で立ち止まって「この国は二聖モスクの守護を司っている」と述べた。

国王は「この国はその国王が二聖モスクの守護者であるという名誉を授かっている」と述べ、昨日の自身による聖都訪問が「何が起きたかを査察し、その原因を知るために」行われたと付言した。さらにサウジアラビア政府は昨日、ハッジ(大巡礼)開始の準備が完全に整っていることを強調し、ハッジに関係する複数の政府機関及び治安当局は慈悲深い訪問客(巡礼者)に奉仕する準備が完了したと表明した。

中央巡礼委員会を率いる国王顧問兼メッカ州知事のハーリド・ファイサル王子は、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の指示が、大モスクの巡礼者に最高のサービスを提供するため全力を尽くすことを強調していると述べた。さらに、サウジ民間防衛局はメッカで起きたクレーン倒壊事故の犠牲者数が金曜の午後が終わった(土曜日の)時点で死者107名にのぼり、負傷者数は238名に達したと発表した。また負傷者の中には様々な国籍の者が含まれており、その大部分が東アジアまたはアラブ諸国出身者であった。

事故原因究明のためメッカ州知事のハーリド・ファイサル王子によって結成された調査委員会の責任者は、大雨に伴い時速83キロに達する暴風が吹いたことが事故の原因であるとした。一方、他の責任者は事故の後、人々が押し合ったことが死者及び負傷者数の増加を引き起こしたと付言した。

サウジアラビア赤新月社のハッジ・ウムラ(小巡礼)局長であるハーリド・ハブシー医師は、赤新月社から救急隊68チーム及び救急ヘリ2機が出動したと述べた。メッカ州保健局のアブドゥルワッハーブ・シャルビー報道官は、同局が救急隊36チームを出動させ、輸血バッグ200個を提供したほか、メッカの複数の病院に輸血バッグ340個を支援したと述べた。

メッカの全ての病院では緊急レベルを赤色に引き上げた。シャルビー報道官は、メッカの病院に収容されている全ての負傷者の容体は安定していると述べた。保健担当局は95名の負傷者が昨日退院したが、依然として110名の負傷者が治療を受けていることを明らかにした。メッカ州知事顧問のヒシャーム・ファーリフ博士は、事故調査のためハーリド・ファイサル王子が結成を命じた委員会が金曜深夜に最初の会合を開き、様々な専門領域をもつサウジアラビアの技師らにクレーン倒壊の原因を特定するよう命じたと述べた。

(後略)

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(翻訳者:佐藤早於里)
(記事ID:38654)