パレスチナ:アッバース大統領、体調不良を否定
2015年09月13日付 al-Hayat 紙
病院視察中のアッバース大統領(AP)
病院視察中のアッバース大統領(AP)

■当局はアッバース大統領の体調不良を否定

【占領下エルサレム:サマ通信】

パレスチナ当局は、マフムード・アッバース大統領が先週木曜日(10日)に陥ったとされる体調不良を否定し、3日前(つまり10日)から砂嵐がパレスチナ及び同地域を襲っている状況下、大統領がパレスチナ医療総合病院の患者を視察訪問したことを強調した。

一昨日、イスラエルの放送局「チャンネル2」は、体調不良に陥ったアッバース大統領が木曜日、ラマッラーのパレスチナ医療総合病院に搬送されたと伝えていた。そしてそこで検査を行い、医師らは同大統領に病院から出ないよう求めたが、彼は医師による監視のために残るのを拒否し、自己責任で病院を出たということだ。

大統領府のナビール・アブー・ラディーナ報道官は、アッバース大統領が、特にパレスチナ及び同地域で起こった砂嵐で苦しむ患者を見舞うという公務のために医療総合病院を訪れたと述べた。

同様に、ある情報筋は、医師がアッバース大統領に病院に留まるよう求めていたという報道を否定した。そして同情報筋は、大統領がこの数日でカイロへ実りある訪問を行ったと述べた。同大統領はそこで、カウンターパートであるエジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領と会い、そこから健康な状態で帰国したという。そして、続いて夜遅くまで国連でのパレスチナ国旗の掲揚という議題に取り組んでおり、「イスラエルのテレビが伝えたこのニュースを(パレスチナ)指導部は認知していない」と表明した。

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( 翻訳者:桑田早季子 )
( 記事ID:38666 )