チュニジア:シリア人難民支援の会議を開催
2015年09月16日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジア:シリア人難民支援のための会議

【チュニス:ヤスリー・ワンナース】

チュニジア政府は昨日(15日)、国際機関と協力して、国内のシリア人難民を支援するための会議を開催すると発表した。昨日、チュニジア外務省が発表した声明によれば、タイイブ・バックーシュ外務大臣は、チュニジアには「安全を求めて国内にやって来た同胞であるシリア人を保護する義務がある」と強調した。また、「国連機関や他の人道支援団体との協力と調整によって、シリア人難民に対する保護と援助の提供を保障する実践的な方策や解決策を導き出す必要性」について指摘した。

加えて、同声明によると、バックーシュ大臣、アラブ人権研究所(チュニスに本部を置くアラブの非政府組織)のアブドゥル・バースィト・ベン・ハサン代表、在チュニジア国連難民高等弁務官事務所のマーズィン・アブー・シャナブ代表は、今日(16日)合同で行った会合の中で、チュニジアで会議を開催する可能性を検討することで合意した。同会議はシリア人難民の苦しみに対応し、彼らを支援する方法の検討を追求するもので、開催日は指定されなかった。

また、声明指摘するところによれば、この会合では、「現在起こっている人道的危機の当事者であるシリア人難民の状況をどう(改善に)導くか、また政府が国内にいる難民の更なる庇護や認知のために何を提供できるかといった点への対応に焦点が当てられた」。

公式の統計によれば、チュニジアのシリア人難民の数は推定4,000人で、その多くが社会的諸機関からの援助を受けている。

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( 翻訳者:野口雅貴 )
( 記事ID:38686 )