パレスチナ:8千人がアクサー・モスクで金曜礼拝を行う
2015年09月18日付 al-Quds al-Arabi 紙


■占領下エルサレム:8千人がアクサー・モスクで金曜礼拝を行う

【エルサレム:アナトリア通信】

アクサー・モスクの管理者であるウマル・キスワーニー師は、金曜日(18日)、8千人の礼拝者がアクサー・モスクで礼拝を行うことができ、数百人のパレスチナ青年は路上での礼拝を余儀なくされた、と述べた。

キスワーニー師によると、アクサー・モスクを訪れた者の内、礼拝した者だけでその数は約8千人に達した。一方、数百人のパレスチナ人青年は、アクサー・モスク内での礼拝をイスラエル警察に禁止され、金曜礼拝をモスク近くの道で行うことを余儀なくされた。

イスラエル警察は、エルサレム旧市街を囲む城壁の周辺と路地、またアクサー・モスクの各門に数十のバリケードを設置した。警官らはそこで、40歳未満の青年らに引き返すように要求し、アクサー・モスクへと通じる旧市街への立ち入りを禁じた。警察は、アクサー・モスクの多くの門を閉鎖し、その時間はモスクに誰も礼拝者がいないかのようだった。また、モスク内の状況を見るためにヘリコプターを使った。

アクサー・モスクの説教師であるイスマーイール・ナワーフダ師は、金曜の説教で、信徒が礼拝のためにモスクに来るのを禁止されていること、またイスラエル当局による先週のモスクへの突入を非難した。金曜礼拝の終わりには、数十人の礼拝者がアクサー・モスクの広場で抗議を行い、大声で「アクサーよ、魂も血もあなたに捧げよう」とのスローガンを叫んだ。

旧市街の複数の門の近くでは、モスクへ入ることを禁止された数百人の青年信徒が路上で金曜礼拝を行った。一方、市内各地では、モスクへの入場を禁止されたことを受け、信徒と警察官との衝突が起こった。今日(18日)、数百人のイスラエル警官がエルサレム市内の道、特に旧市街とアクサー・モスク周辺に展開した。

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38698 )