パレスチナ:ハマース、国連の提案に呼応する気配
2015年09月28日付 al-Hayat 紙


■パレスチナ:ハマース、給料支払いの見返りに統一政府の検問所帰還に呼応する気配

【ガザ:ファトヒー・サッバーフ;カイロ:本紙】

信用のある情報筋は本紙に対し、ハマースとパレスチナ自治政府、イスラエル当局の間で、国連のニコライ・ムラデノフ中東和平プロセス特別調整官の提案に対して前向きな姿勢が見られることを明かした。同氏はガザ地区で公務員に給料を払う見返りとして、統一政府の強化とその検問所に対する統制拡大を提案している。

ムラデノフ氏がハマースとパレスチナ自治政府の間の合意に向けて努力している提案は「統一政府のガザ地区への帰還、その全検問所への統制拡大、ハマースが雇用する公務員に給料を払うこと」等を含んでいる。これら公務員はハマースが2006年に最初に政権を樹立した後に雇用され、「海岸宣言」署名後の2014年6月2日に統一政府が樹立された後も業務を継続している。

ムラデノフ氏は今月17日に数時間ガザを訪問し、ハマースのイスマーイール・ハニーヤ政治副局長と会見した。そこでパレスチナ和解のつまずきという窮地を抜け出す道筋と、ハマース公務員の給料をめぐる混乱の解決策、全検問所の統制を含めたガザ地区における統一政府の強化について話し合った。ムラデノフ氏は翌日、統一政府のラーミー・ハムダッラー首相とも会談し、同内容について話し合った。

(後略)

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( 翻訳者:青木優奈 )
( 記事ID:38756 )