シリア:空軍がラッカでダーイシュの拠点を攻撃
2015年09月30日付 al-Watan 紙
クナイトラ北部郊外で班体制はの攻撃に耐えるハダル村を包囲する民間防衛部隊(from Internet)
クナイトラ北部郊外で班体制はの攻撃に耐えるハダル村を包囲する民間防衛部隊(from Internet)

■ラッカでシリア空軍がダーイシュ拠点を破壊…アレッポで反体制派数十人が死傷…ヘルモン山の村々は持ちこたえている…反体制派はダルアー郊外とダマスカス郊外とを結びつけることに全力を尽くしている

【本紙、諸通信社】

ラッカにおいてシリア空軍はテロ組織ダーイシュの拠点を攻撃した。また、クナイトラ北部郊外のシリア軍と民間防衛部隊は、同地域の村や軍事拠点に対する反体制派の攻撃に対抗している。反体制派は、ヘルモン山録における北部区域への(シリア軍による)支援を迂回させるべく、ジャバーやタッル・カルームといった村を彼らの標的リストに入れようとしている。

SANA(シリア国営通信)は以下のように報じた。「シリア空軍は昨晩テロ組織ダーイシュの戦闘員多数が実施した爆撃の中で死者をだした。それは、北部のラッカ県で彼らの拠点を攻撃した後のことであった。」

一方、SANA通信社は戦闘現場からの報告を以下のように伝えた。「民間防衛部隊の協力を得た国軍ならびに武装部隊は、クナイトラ郊外で、イスラエルと結びつきのある武装集団に対する戦争という枠組みで継続して行われている作戦の中で、少なくとも15人の戦闘員を殲滅した。」

活動家たちはフェイスブックで以下のように発言した。「空軍と陸軍が第4班とその周辺地域、アマル農場、トゥルニジャを爆撃した。」そして、こう強調した。「反体制派により運営される野戦病院は味方の死者と負傷者でいっぱいである。反体制派はおそらく進撃するためにタッル・アフマルとアイン・ヌーリーヤを数十の砲弾で爆撃した。それは、クナイトラ北西郊外を経てバイト・ジン村において、ダルアー北部郊外とダマスカス西郊外を結びつけようとする彼らの継続的策略の一環である。」

SANAによると、北部シリアでは、現場情報筋が、武装集団の死者の合計はアレッポとその郊外における作戦の中で30人に上ったと断言した。また中部では、シリア軍がホムス北西郊外における武装集団の要塞を対象とした集中攻撃を実行し、敵側に数十人の死者がでたものとみられる。現場の情報筋が述べたところによると、軍は、ハマー東郊外のラフジャーン村、ジナー・アルバーウィー村、トゥルール・フムル村におけるダーイシュの集会所や隠れ家に対して砲火を集中し、深刻な人員及び軍事物資の損失を彼らに引き起こすに至った。

平行して現場の情報筋は以下を述べた。「イドリブ南部郊外において、軍は少なくとも8人の戦闘員を殲滅し、マアッラト・ナアマーン地区に属するタマーナア村で武器や弾薬など彼らが所持しているものを破壊した。」また、現場情報筋によると、東南部郊外のアブー・ダフール村で武装集団「ファタハ軍」の死傷者が多数でた。

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( 翻訳者:桑田早季子 )
( 記事ID:38773 )