パレスチナ:イスラエルはパレスチナ人に対し、二日間継続のエルサレム旧市街閉鎖
2015年10月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルはパレスチナ人に対し、二日間継続のエルサレム旧市街閉鎖

【エルサレム:アナトリア通信】

イスラエル警察は、旧市街の住民以外のパレスチナ人に対して2日間にわたりエルサレム市の旧市街を閉鎖した。イスラエル人と外国人観光客に対しては引き続き開放されている。

警察数百人が旧市街の門に展開し、住人を除くパレスチナ人に対して旧市街への立ち入りを禁止した。

パレスチナ大統領府事務局内「エルサレム関係局」の顧問である弁護士アフマド・ラウィーディー氏は、イスラエルの措置を、1967年のイスラエルによるエルサレムの占領以来「前例のないものである」と表現した。

ラウィーディー氏はさらに次のように続けた。「旧市街はエルサレムの活力源であり、何十ものパレスチナの社会、保健、教育機関がある。3万7千人以上のパレスチナ人が旧市街内で生活し、イスラーム教やキリスト教の聖地や何百もの商店が存在する。つまり、このような形での旧市街の封鎖にはエルサレムの活力源を廃絶しようという狙いがある。」

旧市街の住民は、旧市街内の通りにはイスラエル警察と一部の外国人観光客やイスラエル人入植者以外には誰もいないようである、と述べた。

イスラエル警察の報道官のルーバー・サムリー氏は日曜日(4日)、書面での声明で以下のように語った。イスラエル政治指導部は治安機関や警察と協議し、旧市街を二日間(日曜日と月曜日)旧市街の住民以外に対して閉鎖することを決めた。立ち入りが許可されるのはイスラエル市民と観光客、旧市街に住むパレスチナ人住民のみだ。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38810 )