パレスチナ:イスラエル、「第2次防衛の盾」作戦で「第3次インティファーダ」を牽制
2015年10月05日付 al-Hayat 紙

■イスラエル、「第3次インティファーダ」を避けるため、「第2次防衛の盾」作戦で脅迫

【ラマッラー、ナザレ:本紙】

パレスチナ人と占領軍の対立、あるいは、占領下エルサレムでのイスラエル人2名の刺殺が直近のものとして挙げられる個人への攻撃によってもたらされる、イスラエル人の挑発や入植者の侵略行為の増加を受けて、緊張と不安の空気がパレスチナ全土を覆っている。この影響により、占領当局は占領下エルサレムの旧市街を封鎖し、市内各地、また西岸地域の至る所で攻撃を開始した。これに際し、入植者らは、パレスチナ人を攻撃してその財産を破壊した。

また、最近の戦場における進展により、今後数日の様々な推測に向けた展望が大きく開かれた。その内の1つが、2002年の「防衛の盾」作戦同様、西岸地域を広範囲に侵攻するというイスラエルによる脅しである。これは、イスラエルのメディアが強調した「第三次インティファーダ」発生を受けたものである。この間、イスラエルのネタニヤフ首相には治安上の「管理の欠如」との非難が寄せられ、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領は、(人々を)煽動した責任を負わされている。

昨日(4日)の午後、ネタニヤフ首相はニューヨークからの帰国直後、とりわけ与野党が彼を糾弾した後の治安状況を調査するため緊急治安協議会合の招集を急いだ。会合の内容には、「テロ」根絶の呼びかけ、入植地の拡大、西岸地区の「C地区」のイスラエルへの併合、二国家解決案の拒否が含まれている。

(後略)

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( 翻訳者:福島大智 )
( 記事ID:38811 )