アメリカートルコ間の、自由貿易協定に関する法案が議会に提出された。

「米土両国間の自由貿易協定に向けた取組みに関し、アメリカ合衆国通商代表とトルコ共和国政府との協議開始への策励」と題する法案を、共和党ウェストヴァージニア選出議員のアレクサンダー・ムーニー氏が提出した。

ムーニー氏はアメリカ議会のトルコ同朋会メンバーでもある。同氏の提出した法案は、昨日関係委員会へ送られた。

法案の通過のためには、先ず委員会で、その後に総会で投票を経て承認される必要がある。しかし、議会の立法年度は、今年末に終わりを迎えるため、この法案が成立段階まで前進することは期待できない。
併せて、トルコ側の外交筋は、法案提出の目的の一つが、トルコ・アメリカ間の自由貿易協定の必要性と重要性を、議会に認識させることだと語る。
米国議会で近年、トルコに関する否定的な法案の多さが目につくことも、自由貿易協定に関するこの法案の重要性を示している。また、法案に署名する議員の数を増やすための活動が行われることも明らかにされた。
トルコは、アメリカとEUの間で協議が行われている環大西洋貿易投資パートナーシップ（TTIP）に取り残されてはならず、このプロセスと並行してアメリカとの自由貿易協定の制定を実現することを常々強調している。

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（ 翻訳者:橋本直樹 ）
（ 記事ID:38835 )