アフガニスタン: 米軍による病院爆撃 国際的な調査求める
2015年10月08日付 al-Watan 紙

■米軍によるアフガニスタンの病院爆撃、調査へ

【シリア:シリア・アラブ通信社】

国境なき医師団は、米軍による病院爆撃の真相を究明すべく、国際調査委員会の設立を求めた。同団は、アフガニスタンのコンドゥーズにあるこの病院に対する爆撃は「ジュネーブ条約を侵害するものである」としている。

フランス通信社によると、国境なき医師団のジョアン・リュー会長は昨日の発言の中で「軍内部の調査は信用できない」とした上で、人道に基づく国際調査委員会を設立し、戦時における国際人道法を定めたジュネーブ条約の規定する手続きにのっとって事実解明を図るよう訴えた。

ベルギー国境なき医師団のクリストファー・ストークス事務局長は月曜、「米軍の飛行士らは、死者19名および負傷者37名を出した今回の爆撃以前から、アフガニスタンのコンドゥーズにある国境なき医師団の病院の位置と座標を事前に知っていた」と強調し、誤爆に対する弁明の余地はないと語った。

アフガニスタンで活動する国際部隊のジョン・キャンベル米司令官が火曜日、コンドゥーズの病院への空爆開始は米軍の指揮系統内部で決定されたと認めたことは注目に値する。

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( 翻訳者:窪内万葉 )
( 記事ID:38838 )