73年戦争式典にてカイロ無名兵士墓碑の側でスィースィー大統領の写真を掲げる男性(AP)
■辞退と上訴によりエジプトの立法府に火の手が
【カイロ:アフマド・ムスタファー】
エジプトの14県の有権者が国会議員選挙の第一段階の投票に向かう数日前、各政党では内部での論争が継続する中、選挙の雰囲気は平静であった。この論争は、リストから立候補者が撤退し、闘争は司法の場へと移行したことに起因している。そこでは立候補者リストから外された者の上訴が検討されている。
一方、先週開始された選挙運動においては独立系候補者がその場を占有しており、そのことは、年末に招集されるはずの新国会が不能なものとなる恐れをかき立てている。新国会には、完全な形で立法府の役割や行政当局との論議などの責務を果たすことが期待されている。
今月17日にはギーザ、ファイユーム、バニ・スワイフ、ミニヤ、アシュート、ワディ・ガディード、ソハーグ、キナー、ルクソール、アスワン、紅海、アレキサンドリア、ボハイラ、マトルーフの複数の県で投票が開始され、諸外国でのエジプト人在外投票も行われる。第1段階の最終候補者名簿が発表される数日前、政界関係者は保守党党首のアクマル・キルタームが「エジプトの愛」のリストから退いたことに驚かされた。このリストには、党の代表に加え、元軍幹部が含まれている。
また、キルタームはリストでは唯一の政党の代表であるが、リスト責任者との間で「エジプトの愛」リスト内における彼の党代表のシェアを増やすための議論を行ったが容れられず、そのためにリストから退くことになったと報じられている。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:後藤 望 )
( 記事ID:38839 )