イランにおけるアフガン人の読み書き能力、向上―国連も認める(2)
2015年09月21日付 Jam-e Jam 紙
知的レベルの向上
幸運にも、イランにアフガン人難民が暮らすようになって何年にもなるが、その間、公式統計によれば彼らの識字率は上昇傾向にある。事実、彼らがイラン国内に住み、この国の教育制度の恩恵を受けていることが、彼らの知的レベルの向上をもたらしているのである。
以前、国連難民高等弁務官事務所の代表は、イランにおけるアフガン人の識字率が6パーセントから60パーセントに上昇したことを明らかにしたことがある。シヴァンカ・ダナパラ(Sivanka Dhanapala)は難民問題でイランが国連と35年にわたって協力してきたことに触れ、イラン・イスラーム共和国政府が約35万人のアフガン人およびイラク人難民の子供たちに教育の機会を提供してきたと強調したのである。
国連の責任者である彼の言によれば、アフガン人らがイランで暮らすようになった当初、彼らの識字率は6パーセントであったが、しかしこの数字は今日では60パーセントにまで達しており、その原因は、難民らが平和な状態で教育を受ける機会が用意されていることにあるという。
識字率の上昇
アフガン人難民の間での識字率が54ポイントも上昇したことは、イランが彼らに、適切な教育機会を用意してきたことを示している。こうした移民らはイランで教育機会を十分に享受することができたのであり、イランに不法に滞在する難民の子供たちにも教育の機会が用意されるならば、識字率がさらに上昇することは間違いないだろう。
そう、今年のメフル月〔2015年9月23日~〕には約10万から15万人の不法滞在のアフガン人がイランの学校に入学することが予想されており、それを考慮に入れるならば、イランにおける難民らの識字率が現在の60%からさらに上昇することに疑いの余地はないのである。
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( 翻訳者:OS )
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