■モロッコ司法当局、上院議員選挙に伴う贈収賄を調査
【ラバト:ムハンマド・アシュハブ】
モロッコ司法当局は、先週の金曜日に行われた上参議院議員選挙において、私腹を肥やすために賄賂を受け取った容疑で、高齢の投票者を多数起訴すると決定した。
ムハンマド・ハサード内務大臣とムスタファー・ラミード司法大臣といった閣僚らからなる、同選挙のフォローアップのための政府委員会が出した声明は、「当選者の一部は、上院選にあたり、有権者の利益となるための金銭の使用に関する選挙法違反を働いた容疑がかけられている」と伝えた。
同声明はまた、容疑の件数やこれに関与した政党、また賄賂の額にかかわらず、「司法当局は関連事案について、法律に基づいて判決を下すだろう」と説明した。
先週金曜日の上院選では120名の議員が選出された。これは今年8月7日以来、モロッコで行われてきた選挙の最終ステップであり、工業、農業、漁業、サービス業の分野と、労働者代表選挙における専門部署の新しい責任者を選ぶものであった。
野党はこれらの選挙結果を注視し、一方でイスラーム主義系の与党、公正と発展党が主導する連立政府は、わずかな専門部署の地位を獲得するにとどまった。
(後略)
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( 翻訳者:田中大輔 )
( 記事ID:38844 )