イスラエル・エルサレム市長、イスラエル人に対し武器携帯を呼びかけ
2015年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エルサレム市長、イスラエル人に対し武器携帯を呼びかけ

【被占領地エルサレム:アナトリア通信】

イスラエル・ エルサレム市長ニール・バルカートは被占領地エルサレムにて木曜日(8日)、銃所有許可証を持つイスラエル人対して市内での武器の携帯を呼びかけた。

バルカート市長は木曜日(8日)の朝、イスラエル軍ラジオに対して「最近の治安状況の激化を考慮に入れ、使い方を心得ている銃所有許可証の保持者は、武器を持って外出するべきである。」と述べた。

同氏は、この呼びかけは「予備役の一形態」(イスラエル軍における予備役)だと述べた。

イスラエルのテレビは二日前、被占領地エルサレムの北部に位置するパレスチナのベイトハニーナー地区でマシンガンを手に持っているバルカート市長の姿を放送した。

イスラエルの公式データによると、30万7千人のパレスチナ人が被占領下の東エルサレムに住み、約20万人のイスラエル人が市内の入植地に住んでいる。

エルサレムで銃所有許可証を持っているイスラエル人の数が示された公式データは存在しない。

一方で、イスラエル警察はエルサレム旧市街の入り口に金属探知機を設置することを決定した。旧市街の門や街路には何百人もの警察が展開している。

イスラエル軍ラジオは木曜日(8日)、次のように放送した。「イスラエル警察は、安全対策を強化の一環として、旧市街のいくつかの門に金属探知機を設置することを決定した。」

イスラエル警察は先週、旧市街の市民を除くパレスチナ人に対して2日間エルサレムの旧市街を閉鎖した。これは1967年以来初めてのことである。

旧市街には3万7千人のパレスチナ人が住み、パレスチナ人が経営する数百の商店やイスラーム教、キリスト教の宗教関係の場所がある。

旧市街は、東エルサレムに住む30万人以上のパレスチナ人にとっての活力源だと見なされる。

東エルサレムの多くの地区では最近、イスラエルによるアクサー・モスクへの度重なる突入を受け、占領イスラエル軍とパレスチナ青年との間の衝突が散発している。

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38845 )