イギリス:キャメロン首相、サウジアラビアとの関係の重要性に言及
2015年10月05日付 al-Hayat 紙
■キャメロン首相、サウジアラビアへの敵意についての激しい議論の中、「サウジアラビアはイギリス人2名の命を救った」
【ロンドン:本紙】
サウジアラビアの武装中止を要求する、右翼及び左翼の圧力団体から激しい攻勢と敵意に満ちた宣伝が行われる中、イギリスのデービッド・キャメロン首相は、昨日(水曜日)、様々な分野においてサウジアラビアと良好な関係にあり、与党の保守党政権の立場の擁護に乗り出した。
キャメロン首相はチャンネル4のインタビューで、イギリスはサウジアラビアと根強い関係にあると述べ、イギリス政府がサウジ政府との関係を大事にしていると強調した。また、「我が国はサウジアラビアから両国の平和を維持するための重要な治安情報を受け取っている」として、サウジ政府と近しい関係にあると強調した。
同首相は、サウジアラビアに敵意を持っていることで知られるニュースキャスターのジョン・スノー氏から、多数の当惑させる質問を受けた。同首相は、「イギリス国内の治安には政府がサウジ政府と緊密な関係を持つことが必要である」と述べた。さらに、「具体的な例を挙げると、私は首相として、サウジアラビアから重要な機密情報を入手し、イギリス人の命を奪おうとしていた爆破攻撃を阻止することができた」と加えた。
また、以下のように述べた。「もちろん私にとって、あなたの番組に出演して「私はサウジアラビアの人々となんらつながりはなく、あらゆる事態は危機的な局面を迎えている」といったようなことを言うことは簡単だ。しかし、私にとっては、イギリスの治安と国民の安全についての関心が第一だ」。
さらに、同首相は以下のように加えた。「また、サウジアラビアは、スノー氏が「ダーイシュと共に戦っている過激なワッハーブ主義の分子」と呼ぶ者に援助を行っているのではという2つ目の質問についてだが、確かにサウジアラビアには、過激なテロリストやジハーディストとなった者への助言や教育を行った多くの実績がある。一方、そのような人々から過激主義の思想を取り除いているという実績もある」。
(後略)
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( 翻訳者:戸澤瑛子 )
( 記事ID:38847 )