イスラエル:アクサ―・モスク訪問に関する決定への異議
2015年10月01日付 al-Hayat 紙

アラブ人議員はアクサ―・モスク訪問に関する決定に対し異議を申し立て

【エルサレム:AFP】

イスラエル国会(クネセト)のアラブ人議員は木曜日(8日)、クネセト議員がアクサー・モスクに行くことを禁じるイスラエル首相ベニヤミン・ネタニヤフの決定に対する異議を申し立てた。

国会議員アフマド・タイビは声明の中で以下のように述べた。「ネタニヤフであろうが、全右派であろうが、その政府であろうが、私たちの家であり、私たちのモスクであるアクサー・モスクに我々が立ち入ることを禁止することは出来ない。」

またタイビ氏は、ネタニヤフの決定は「非論理的で非合法的」であると指摘し、「明日、私たちは全員アクサー・モスクに行くだろう」と強調した。

イスラエル高官は今朝、メディアで報じられた各大臣と国会議員のアクサー・モスクの訪問を禁止するネタニヤフ首相の決定の情報に関して、禁止されたのは、アラブ人およびユダヤ人双方の議員であることを明らかにした。

イスラエル農業相で「ユダヤの家」党のウリ・アリエルはアクサー・モスクの境内を何度も訪れ、「神殿の丘」を管轄するイスラーム教関係当局の怒りをかった。境内には時々、同氏の政党の議員が多数訪れ、またネタニヤフ率いる「右派リクード党」議員も訪れている。

昨夕、ヨルダン国王アブドゥッラー2世は「イスラエルがエルサレムのアクサー・モスクへの侵害を継続するならば、ヨルダンはそれに外交的、法的に対処する方法がある」と警告した。

この緊張状態はアクサー・モスク境内で、過激派ユダヤ人が礼拝をしようとしたことが背景となり始まった。緊張状態は昨日、テルアビブ近くの海岸部のヤッファ市にまで及んだ。そこでは一昨日の夜にアクサー・モスクの保護を掲げてアラブ系イスラエル人がデモを行い、その後イスラエルの警察との間の激しい衝突が勃発した。

この数週間、非占領地である西岸と東エルサレムではイスラエル軍とパレスチナ人の間での衝突が続いている。

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( 翻訳者:小倉摩椰 )
( 記事ID:38848 )