イエメン:戦闘機がサウジアラビア国境付近のフースィー派拠点を破壊
2015年10月09日付 al-Hayat 紙
「人民抵抗」の女性兵士による卒業式でのパフォーマンス。昨日のタイズで。(AFP)
イエメン:戦闘機がサウジアラビア国境付近のフースィー派拠点を破壊
【リヤード:ハリール・バクミー;ジャーザーン:ヤフヤー・ハルダリー;ムカッラ:アブドゥッラフマーン・ビン・アティーヤ;サナア、アデン:本紙】
サウジアラビア陸軍は昨日(8日)、数十人のフースィー派武装集団とその同盟部隊によるイエメン国境フーバ近郊への攻撃を退け、フーシ派とアリー・アブドゥッラー・サーリフ前大統領の民兵を排除した。これは、これら民兵が国境付近の村に向けて迫撃砲及びカチューシャ砲などを撃ち込んだことを受けている。
サウジアラビア国境付近で、フースィー派民兵の兵舎や武器の保管場所として利用されていた洞窟の存在が明らかになった後、アラブ連合軍の戦闘機はサアダやラージフ、マラーン、マラーヒートといった全てのフースィー派の軍の拠点を破壊した。
国境地域の情報筋から本紙が得た情報によると、今日(昨日8日)の朝、連合軍は砲撃が発射された拠点に対し激しく反撃した。そして陸軍と交戦していた武装集団数十人を殺害した。その他の武装集団員は、大敗北を喫した後マラーヒート方面に逃亡した。
また一方、部族系情報筋は一昨日の夕方、ザマール州(イエメンの西南部)において結婚披露宴の場を砲撃し虐殺を行ったとして、フースィー派の民兵及び前大統領サーリフ支持者を非難した。この砲撃により28人が死亡、20人以上の市民が負傷した。被害者の大多数は女性や子どもだった。砲撃を受けた地域は、アブドゥラッブフ・マンスール・ハーディー大統領の反対勢力の支配下にあった。
情報筋は、結婚披露宴へのフーシ派の砲撃は、サウジアラビア率いるアラブ連合軍の戦闘機による近くの複数軍事拠点への空爆と同時に発生しており、計画的なものであったと指摘した。
情報筋は、今回の砲撃はマイファ・アンス地区(イエメンの首都サナアの南東100km)のサンバーン村を標的とし、イエメン人を対アラブ連合軍へと煽動することを目的としたと推測している。そして、この種の事件としては、約1ヶ月前、130人以上の犠牲者を出したモカにおける結婚披露宴への砲撃に続き2度目であることを指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:松本悠里子 )
( 記事ID:38851 )