ヨルダン:「政治改善」に向けた政府と難民キャンプとの対話
2015年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ヨルダンでの緊急・重要な最新ニュース:わずかな政治改善と赤いクーフィーヤの「約束」、難民キャンプの代表者らの前で「張力」非難

【アンマン:本紙】

 最近行われたアブドゥッラー2世国王と国内難民キャンプの顔役、代表者らとの会談について、同会談の背景や雰囲気と、国王が、面会した人々に加え、特に保守派や「張力(引き離す人々)」と呼ばれる、面会に注目した人々の顔役に向けたかったメッセージとの間の細い糸に、あなたは簡単に気づくことができる。

 面会は、あたかもヨルダン社会の基本構成を代表する大集団といった、難民キャンプの代表者であふれかえっていた。「政治改善」との名の下でなされた、そこでの大きな、決然とした、明確な前進は計画的な出来事である。これは、特にマシュアル・ザビン軍参謀長やサラーマ・フマード内務大臣、そしてより重要な人物としてファーイズ・タラーウナ王宮府長官といった、伝統的な赤いシュマーグやクーフィーヤ(※頭巾)を被った、政府や役所の幹部らの出席を狙ったものに他ならない。

 注視すべき重要な点は、確かに難民キャンプの住民らが国内で政治改善を最も望んでいる層だということである。しかし彼らは、政治改善を要求すれば、とりわけそれを求める国内の全ての人々に対する、閉じ込められた者たちによる非難と扱われ続けることで、自身が遠くに追いやられるという深読みした恐怖から、それについてあまり話さない。

(後略)

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( 翻訳者:青木優奈 )
( 記事ID:38883 )