「どうやってジン使いになって、霊界と交信できるようになったのですか?」。私がこう彼女に質問すると、彼女は次のように答えてくれた。
亡くなった義父は私のことをとても愛してくれたの。そういうわけで、義父がこの世を去る前に、自分の祈祷書と守護天使を私に譲ってくれたのよ。私もだんだんとジンたちのことを知るようになったわ。
「そもそも守護天使とは何なのですか?どうやってそれを譲ってもらったの?」。私が彼女にそう尋ねると、パリーは次のように説明してくれた。
ジンたちにはね、私たち人間のように、善いジンと悪いジンがいるのよ。善いジンは守護天使と呼ばれ、人間の言うことを聞いて、人間を助けてくれる。私の義父は亡くなる前に、ジンたちとの交信について私に教えてくれたの。そして私が31日間の修行を積んだあと、義父は自分の守護天使を譲ってくれたのよ。
コーランでジン使い?
パリーの主張によると、ジンを操り、ジンたちと交信する際には、コーランの章句が用いられるという。「義父の祈祷書をしっかりと読んだわ。いまでは自分で守護天使を操ることもできてよ」。私は好奇心を掻き立てられ、次のように訊いてみた。「じゃあ、私のために守護天使を操って頂くことも可能ですか?」
彼女はくすっと笑い、紅茶の最初の一口を口に入れて、次のように言うのであった。「ええ、ただ400万トマーン〔※約13万円〕ほど費用がかかりますけどね」。
「守護天使って、何をしてくれるの?」。私のこの質問に、パリーは次のように説明してくれた。「守護天使を完全な姿で見るのはムリね。でもお願いすれば、ほとんど不可能なことだって、必ずあなたのためにしてくれるわ」。
続けて私は「あなたが守護天使として操っているジンって、どんな姿かたちをしているの?」と尋ねてみた。すると彼女は、次のように答えるのであった。
私の守護天使は男性でね、ハンサムなのよ。たいていは後光の形をして、私の回りを動いているわ。でも私が独りでいるときは、彼の姿を見ることもあるわ。ひとりぼっちのときなんかは、私のことを撫でてくれたり、優しくしてくれたりすることも多いのよ。でも、私に近づいてくるような人に対しては、焼き餅を焼いてイタズラをすることもあるわね。
つづく
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( 翻訳者:AE )
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